「あの人のせいだ」と思ってしまう時、そこから抜け出す方法
職場が悪い。
家族が悪い。
パートナーが悪い。
分かってくれない相手が悪い。
もちろん、本当に理不尽な相手もいます。
傷つく出来事もあります。
でも、ずっと誰かのせいにしたままだと、現実はなかなか変わりません。
なぜなら、「相手が変わること」が前提になってしまうからです。
相手を変えることはできない。変えられるのは自分だけ、という言葉、聞いたことはありませんか?
私自身、キネシオロジーのセラピーをする中で、この言葉は真理でもありますが、完全ではないと感じています。
なぜなら、自分が変わることで、相手が変わっていく姿を何度も見てきているから。
キネシオロジーを通して多くの方を見てきましたが、現実が変わり始める人には共通点があります。
それは、「誰が悪いか」を探し続けるのではなく、
「自分の中で何が起きているのか」
「自分は何に反応しているのか」
「私はどうなりたいのか」
を見ている人です。
が動き始める人は、「相手をどうにかすること」よりも、「自分はどうしたいのか」を見始めます。
この記事では、
なぜ人は誰かのせいにしたくなるのか
怒りやイライラの奥で何が起きているのか
キネシオロジーではどのように見ていくのか
などにについて、潜在意識と体の反応という視点からお話していきます。
人は苦しい時ほど「原因」を外側に探したくなる
心が苦しい時、人は「原因」を探しがちです。
なぜなら、原因や理由を特定し、それを排除することで、物事が解決したという経験や想像を多くしているからでしょう。
また、その原因が分からない苦しさは不安にも繋がります。何かしら「原因」となるものがあった方が安心にも繋がります。
すると私たちの頭は、
「誰のせいなのか」
「何が悪いのか」
を探し始めます。
そして人は探し始めると、必ず何かを見つけ出します。仮にそれが真実ではなくても、です。
たとえば、仕事がうまくいかない時に、上司の教え方が悪いからだと責めてしまうとか。
私がいま幸せじゃないのは、家族のせいだ…とか。
脳は見つけ出した「外側の原因」を証拠にして、自分を被害者のポジションに落ち着かせようとしがちです。
なぜなら、その方がラクだから。自分の内側にある未解決の感情や、痛みに向き合うよりも、外の何かを責めている方がエネルギーを使わずに済むからなのだと思います。
しかし、外側に原因を探し続けている限り、残念ながら、根本的な解決には至らないことが多いのです。
なぜなら、問題の「引き金(トリガー)」は外側にあっても、それを苦しいと感じている「種」は、自分の内側にあるからです。
だから、苦しみから抜け出す第一歩は、「誰が悪いか」を探すのをやめること。
そして、「なぜ私は、この出来事にこれほど心が揺さぶられるのだろう?」と、主語を自分に戻すことなのではないかと、たくさんのキネシオロジーの答えから感じています。
「あの人さえ変わってくれたら」と思っている間は現実が止まりやすい
誰かに対して強い不満を持っている時、心の中では、「あの人が変われば私は楽になる」という状態が起きています。
でも、相手を変えることは簡単ではありませんし、年齢を重ねれば重ねるほど、難しいことだと感じています。
そのうえ、この状態を続けていると、自分の人生の主導権が「相手側」に渡ってしまいます。
相手が変わるのを待つということは、自分の幸せのスイッチを相手に握らせているようなものです。
キネシオロジーのセッションでも、このように「意識やエネルギーが外側に過度に向いている状態」のときは、
本質が見えなくなっている状態になることが多々あります。
心が「外側」を責めているとき、実は体は「置いてけぼり」にされていて、悲鳴を上げている状態に見えます。
現実を動かすために必要なのは、相手を変えるためにエネルギーを使うことではありません。
相手に向きっぱなしになっているその強力なエネルギーを、シュッと自分側へと回収することだと感じています。
「私はどうしたいのか?」
「私はどうすればいいのか?」「私は今、体と心にどんなセルフケアが必要なのか?」
主導権を自分の手に取り戻したとき、止まっていた現実と、固まってしまった心と体と頭が、驚くほど軽やかに動き始めるでしょう。
怒りは「本音」を隠すために出てくることがある
怒りは強い感情です。
だから、自分でも「私は怒っている」と分かりやすいのです。
でも実際には、その奥に別の感情が隠れていることがあると一般的には言われています。
例えば、
・分かってほしかった
・悲しかった
・傷ついていた
・不安だった
そんな感情です。
なぜ、私たちは「悲しみ」や「不安」を、わざわざ「怒り」という攻撃的な感情に変えて出してしまうのでしょうか。
それは、「傷ついている自分」を認めるのが怖いからなのだと思います。
「悲しかった」「本当は寂しかった」と認めることは、自分の弱さを認めるようになることもあります。だから私たちの脳や心は、自分を守るための防衛反応として、手っ取り早く強くなれる「怒り」というエネルギーで心の傷をコーティングしてしまうのです。
しかし、怒りでコーティングしている間は、どれだけ相手を責めても(外側に原因を探しても)心は満たされません。
本当に気づいて癒してほしいのは、怒りの下で震えている「本音」の方だからです。
キネシオロジーで見る「体の正直な声」
キネシオロジーでは、怒りの奥にある「本当の反応」を見ていくことがあります。
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頭(思考)がどれだけ強い怒りで武装していても、体(潜在意識)は絶対に嘘をつけないということが、キネシオロジーをしていると感じます。
セッションの現場でも、このようなことがよく起こります。
口では「あの人のあの態度が本当に許せないんです!」と激しい怒りのテーマでお話しされているのに、実際に筋肉の反応を見ていくと、怒りではなく「過去に分かってもらえなくて深く傷ついた記憶」や「一人ぼっちで不安だった幼少期の感情」のところで、体が大きく反応したりするのです。
頭は「あいつが悪い(怒り)」と言っていても、体は「本当は寂しかった(本音)」と泣いている。
キネシオロジーは、その隠された本音を優しく通訳するツールのようでもあります。
「被害者の立場」でいるメリットとは?
誰かのせいにすることで、人は一時的に自分を守ることがあります。
もし全部を、
「自分が悪かった」
「私の問題だ」
と思ってしまったら、苦しくなりすぎることもあるからです。
だから心は、防御として外側に原因をさがそうとします。
ただ、その状態が長く続くと、「自分で現実を変える力」も弱くなっていくことがあります。
なぜなら、「被害者の立場」でいることには、実は無意識のうちに大きな「メリット」が存在するからです。
・自分が変わる努力をしなくていい
・「悪いのは相手」なので、自分を省みる痛みを味わわなくていい
・周りから「可哀想な人」として同情や優しさをもらえるかもしれない
人の心はとても賢くて、傷つきすぎてこれ以上耐えられないとき、一時避難所としてこの「被害者の席」に座ることで、必死に自分を守ろうとします。
だから、誰かのせいにすること自体は、決して悪いことでも大人気ないことでもありません。あなたの心が生き延びるために必要だった防衛反応なのです。
しかし、この避難所にずっと居座り続けてしまうと、私たちはある重大なものを失うことになります。それは、「自分の人生を、自分の力で幸せにするパワー」です。
「あの人が変わってくれないから、私は不幸せなんだ」と言い続けることは、「あの人が許可してくれないと、私は絶対に幸せになりません」と、自分の人生の主導権を相手に丸投げしているのと同じになってしまうからです。
体は「自分のパワー」を取り戻したい
キネシオロジーのセッションでも、この「被害者の席」から立ち上がろうとする瞬間、心と体に大きな変化が起こります。
潜在意識(体)は知っています。
誰かを責めてエネルギーを消耗するよりも、自分の人生の運転席に自分で座り直す方が、ずっと心地よくてパワフルだということを。
ですからもし今、誰かへの不満や怒りで苦しい方は、まずは「自分を守るために、一生懸命外側を責めていたんだね」と、その痛みを認めてあげてください。
あなたは十分にがんばったのだと思います。
そして、少し心に余裕が生まれたら、自分にこう聞いてみてください。
「私はいつまで、あの人に主導権を渡したままでいる?」
「本当は、どんな現実を自分で創っていきたい?」
相手を変えることはできなくても、主導権を自分に戻した瞬間から、止まっていた現実はあなた間違いなく動き出します。
同じことで何度も苦しくなる時、潜在意識のパターンが関係していることがある
人間関係の悩みには、似たパターンが繰り返されることがあります。
いつも振り回される
なぜか我慢する側になる
同じような相手に苦しむ。
そんな時、潜在意識の中にあるのが、スイッチのようなものです。
私は、人の懐にするりと入る人に会うと「要注意人物」のスイッチを押す傾向がありました。
また、夫に対してある時まで、「この人が言うことの反対が正解だ」というスイッチがありました。
これはIH(インテグレイテッドヒーリングで解消しました)
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これらのスイッチ、実は過去に必要だったために自分で作ったものです。
なぜ、こんなものを作ったかというと…
実は、潜在意識にとっての最優先事項は「幸せになること」ではなく、「安心・安全であること」です。そして潜在意識が言う「安心」とは、良い悪いは関係なく、単に「過去に何度も経験して、よく知っている(慣れている)状態」のことを指しことが多いようなのです。
たとえそれが苦しい関係であっても、潜在意識にとっては「勝手知ったるいつものパターン」を優先し、予測不可能で未知の「新しい幸せな関係」よりも、むしろ安心だと錯覚してしまうのです。
キネシオロジーでは、このようなスイッチを見つけ、解除することをしています。
これは、頭では気づいていないものなので、かなり厄介です。
でも、このスイッチは必ず見つけられますし、終わらせることもできます。
だれかのせいにしたくなる時も、そちらの方が安全だからだったりします。
でも、そこから抜け出すことの方が、実は安心で安全なのではないかと感じています。
「相手が悪い」で終わらなかった時、現実は動き始める
もちろん、無理に許す必要はありません。
嫌なものを「いいこと」に変換する必要もありません。
ただ、「誰が悪いか」だけで終わらなかった時、人は少しずつ現実を変え始めるんだと思うのです。
・自分の本音に気づく
・我慢に気づく
・本当の望みに気づく
そうすれば、不思議と選ぶものや関わる人も変わり始めることがあります。
最初は少し難しいかもしれません。でも、あなたは人に決められた人生を歩くのか。自分で決めた人生を歩くのか。それを考えてみると、自ずとどちらがいいかわかるのではないでしょうか?
誰かのせいにしたくなる時こそ、自分の内側を見るタイミングかもしれない
誰かのせいにしたくなる時。
そこには、
苦しさ
我慢
怒り
傷つき
など、さまざまな感情が隠れていることがあります。
だからこそ、「誰が悪いか」を探し続けるだけでは、苦しさが終わらないこともあります。
また、後になって振り返ると、その出来事が「自分の本音に気づくきっかけ」になっていた、と感じる人もいます。
キネシオロジーでは、こうした自分でも気づいていない無意識の反応を、体の反応から見ていくことがあります。
また、潜在意識をテーマにした無料のオラクルカードも公開していますので、自分の内側を見つめるきっかけとして使ってみるのもひとつかもしれません。
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